【2020年を振り返る】僕が投資を始めた理由と、ジュニアNISAについて思うこと

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パパ
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僕が投資を「本格的に」始めたのは2020年でした。今回から、1年で区切って僕の投資遍歴を振り返ってみようかと思います。

忘れもしない、2020年3月。
この時、世界中がコロナで大混乱し、株式市場も大暴落しました。
事件が起こる数ヶ月、僕は「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」という考え方に出会っていました。

働くのが辛い。ずっとこのまま会社にしがみつくしかないのか?
そんな不安を払拭したくて「資産所得で生きる道」を模索し始めたのが、この年でした。


僕の最初の投資スタイル

最初の情報源は、YouTubeの「リベラルアーツ大学(以下、リベ大)」でした。
(僕の金融知識はリベ大の両学長から学んだ事がベースになっています)

当時の僕は、リベ大の動画を通勤時間や家事などの「スキマ時間」に延々と聞いていました。そして、日本の高配当株(個別株)と米国の高配当ETF(VYM、SPYD)を半々の比率で保有する事にしました。

その時、僕が立てた目標は「4,000万円の金融資産年利を作り、年間120万円の不労所得を得る」というものであり、これは今も変わっていません。

一括投資は怖かったので、毎月20万円を上限として積み立てるスタイルにしました。

元々、お金を使う趣味が無かった事や、結婚するまでは実家暮らしだった事もあり、この時点で手元資金は2,000万円近くあったと思います。

「現金で持っていても、増える事はない」というのは、何年も目標もなく貯金を続けてきた僕が身に染みて分かったことです。よって、現金は大体5年~長くても10年で(生活防衛資金を除いて)全て金融資産に変えようと決めました。

2020年3月に起きた大暴落(コロナショック)の真っ只中、「二番底が来るかも…」と怯えながらも、「今、買わなかったらいつ買うんだ?」という気持ちで買い向かいました。

僕の投資ルールは、とてもシンプルでした。

  • 日本の高配当株(個別株)に月10万円
  • 米国の高配当ETF(VYM、SPYD)に月10万円
  • 合計20万円を毎月積み立てる

これに加えて、投資の勉強を進める中で増えたルールもありました。

S&P500が1週間で5%以上下落したら、指数に連動するインデックス投資信託を50万円を上限として一括投資する」

という「例外ルール」です。
当時、このルールに従って買ったものは今では2倍以上に増えています。


高配当株を中心とした理由

単に資産を増やすだけなら、S&P500などのインデックスに連動した投資信託のみを積み立てるのがベストだと思います。

ただ、当時の僕は「定期的にお金が入ってくる」という実感を持てる高配当株の方が「安心して投資を続けられる」と考えました。

パパ
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大暴落が起こると株価は大きく下がりますが、それでも配当金を減らさない企業もあります。株価の低迷が何年も続いたとしても、配当金が減らなければOK、当時はそう考えていましたし、これは今も変わりません。

日本株には米国で言う所のVYMのように買いやすいETFがなく、個別株に対してアクティブに投資していく必要がありました。

夜遅くまで銘柄選びに時間を使い、財務や利回り、将来性などを真剣に検討し、当時はかなり安くなっていた銀行株やインフラ系の企業を中心に買っていた記憶があります。

投資を始めたばかりの頃は、相場の上下もあまり気にならず、良い未来しか見えていませんでしたね。あの時、しっかりと買いに向かった自分を今は少し褒めてあげたいかも(笑)

パパ
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単に時期が良かっただけ…とは思いますが、2020年に買った株は今でもほとんど手放していません。唯一、JTだけは減配した時に売りましたが…その他はTOBなどで上場廃止したもの以外は売っていない気がしますね。


「ジュニアNISA」も追い風として活用できた

当時、僕には既に2人の子どもがいました。
投資を始めて少し経った頃に「ジュニアNISA」という制度があることを知り、これもすぐに活用する事を決めました。

この制度には賛否両論がありましたが、僕にとっては「理想的な長期投資の箱」に見えましたね。

パパ
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制度が始まった当初は子どもが成人するまで売却する事が出来ない(売却のタイミングが選べない)という欠陥がありましたが、後に売却のタイミングが選べる(いつでも非課税で一括売却できる)ようになり、使い勝手が劇的に向上しました。

ジュニアNISAを活用した理由

  1. 「子どもが成人するまで」という長期に渡って非課税のメリットが享受できる
     「時間を味方につける」という個人投資家の勝ち筋にフィット。
  2. 任意のタイミングで資金を売却(引き出す)する事もできる
     必要になった時に売却してもいい、というのは気持ち的に楽。
  3. 将来は学費に使っても良いし、家計の支え(FIRE資金)にしてもいい
     子どもが大きくなった時に自分の収入が落ちていたら…養育費にしてもいい。
     

こんな感じで、この制度については「使わないと損だ」くらいに思っていました。

なお、投資対象としては、

  • 長男の口座では「オルカン(全世界株)」を積立
  • 次男の口座では「日本の高配当株(個別株)」を慎重に選んで投資

という感じにしました。(こちらも、自分の投資と同じく日本と米国で半々にしただけですw)

どちらも、今ではしっかりと利益が積み上がっています。

ジュニアNISAは2023年で新規投資の受付を終えましたが、2020年~2023年まで、毎年80万円の上限まで投資を続けた事が、僕の資産増加のスピードを劇的に早めたと思います。(2人合わせて元本だけでも640万円ですからね…苦笑)


今、2020年を振り返って思うこと

当時はピカピカの初心者だったけど、毎日たくさん勉強して、真剣に銘柄を選んでいました。

不安も大きかったけど、それ以上に「前に進む気持ち」が勝っていた時期でしたね。

きっと、あの頃の経験が今の自分の「投資の原点」なんだと思っています。

当時に比べて、今は保有している資産も大きくなり、なかなかスピーディーには動けなくなりました。ただ、時には勇気を持って買い向かう事が大事だという事を、経験を持って理解しています。

またチャンスが来たら、同じように動ければ良いかな…と思っています。

パパ
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2020年の株価は、今から見ると超がつくほどのバーゲンセールでした。でも、「もっと買えば良かった」というのは「今だからこそ」言える事であって、考えても仕方ありません。むしろ、大暴落の第2波が来て退場していた可能性だってある訳です。僕としては、2020年は僕にとって「あまりにも出来過ぎた」1年だったと思います。

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